←催涙スプレー各種
催涙スプレーは相手を傷つけずに、相手の攻撃力を奪う最良の護身具と言えるでしょう。
催涙ガスには二種類あります。CN(クロロアセトフェン)とOC(オレオレシン・カプシカム)です。前者は眼はもちろんのこと皮膚に付着するだけでも火傷のような激しい痛みがあります。
ただし、弱点として泥酔者や薬物の常用者には効果が薄いといわれています。
その一方で、噴射後のガスの揮発スピードが速いために、顔面をガスが直撃せず、胸元や腕に命中しただけでも、効果を十分に発揮します。また、習慣的にこのガスを摂取している人間(そんな人いるのかどうか知りませんが・・・笑)は耐性があります。
後者のガスはトウガラシから抽出して作られたガスを使用しており眼のほかには喉や唇などに作用します。 CNガスの弱点であるアルコールを摂取している人や薬物の常用者にも効果があります。習慣的にこのガスを摂取している人でも耐性を持つことができません。OCガスは薬物中毒者や泥酔者に非常に効果的ですが、その反面、成分が気化しないため、暴漢の呼吸器系を直撃しないかぎり効果がうすいのです。
では、どちらがいいの?ということですが最近はこの2種類のガスを混合したタイプのものがあります。それぞれのメリットを活かしていますので、迷わずこれがおすすめです。
噴射の方式も大きく分けて2種類あります。それぞれに特徴があるのでよく理解してから使用するようにして下さい。
◆噴霧スプレータイプ 一般的にスプレーといったらこのタイプを頭に浮かべる人が多いでしょう。 ヘアスプレーや殺虫剤の様に霧状に発射されます。
ガスが広範囲に広がるので、複数の相手にも対応できるという長所があります。 しかし、霧状のため風が強い日は使用が難しく、向かい風の時は自分にも被害が及ぶ場合があるなどの弱点もあります。
◆液状スプレータイプ
このタイプは液体を水鉄砲の様に飛ばします。一般的に噴霧タイプよりも飛距離が長く、離れた相手にも有効です。また、風がつよい日でも使用でき、自分に被害が及ぶ様なこともほとんどないと言う長所があります。しかし液体発射であるため確実に狙わなければ暴漢にヒットしないため、狙いを定めるのが難しい。
上手く狙いをつけることが出来れば、こちらの方が使い易いでしょう。 |
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